儚い羊たちの祝宴
『儚い羊たちの祝宴』書影
著:米澤穂信
装幀:新潮社装幀室
出版社:新潮社

発売日:2008年11月21日
定価:税込1470円
四六判上製
ISBN:978-4-10-301472-0
 十一冊目です。
「小説新潮」誌などに掲載させていただいたシリーズに、書き下ろしを加えました。

 連作短篇集です。
「秘密の書架」を共有する二人を襲う、酸鼻な不幸。「身内に不幸がありまして」。
 その屋敷の一室には、空を紫に塗った絵がかけられている。「北の館の罪人」。
 愛らしく、それでいて人跡まれな山荘に、遭難者が消えた。「山荘秘聞」。
 わたしの弱さは結局生まれつきのものだったのだと、いまになって思う。「玉野五十鈴の誉れ」。
「バベルの会」を除名された元会員は、知りたくなかった真実を知る。「儚い羊たちの晩餐」。

 クラシカルで、どこか残照のような雰囲気の小説を書けないかと思っていました。物語好きの心に、何かちょっとでも響くものを、と。
 いつか、何かの形で読んでいただけたらと思っていた小説たちを、いまお届けします。

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