『11人のサト』完結しました
こんにちは。米澤です。
フリーペーパー「まんたんブロード」(毎日新聞社)に載せていただいていたショートショート連作、「11人のサト」が完結しました。
最終回は特別に枚数をいただき、過去11回の1.5倍ぐらいの分量になっています。
手に入りにくいメディアでの連載でしたが、お付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
(07.03.26)
ついさっき、イラスト入り最終回を入手したんですが。
こ、これは……。まさか……。
私!?
「ユリイカ」誌で米澤特集が組まれます
こんにちは。米澤です。
「ユリイカ」誌で、米澤穂信特集が組まれます。
……待て。言いたいことはわかる。落ち着け。
最初打診があったとき、本気で訊きましたよ。「何故?」と。
世の中の作家にはいろんなタイプがありまして「ダ・ヴィンチ」誌で特集が組まれると「ああ、なるほど」と思える作家、「活字倶楽部」誌で組まれると「確かにそうだ」と思える作家、「野性時代」誌で組まれると「さもありなん」と思える作家など、納得の取り合わせというものがあります。
で、米澤穂信と、「ユリイカ」。
嘘じゃないんですよ、これが。
この企画……。私自身、かなり楽しみにしています。いったいどなたが、どんなことを書かれるんでしょうか。
なお、短篇も一つ載せていただくことになりました。
題名は仮に、『失礼、お見苦しいところを』とつけています。ある登場人物に、再登場を願いました。続けていく予定がありますから、一応、新シリーズということになります。
雑誌発売日は、3月27日。どうぞよろしくお願いいたします。
(07.03.04)
『大罪を犯す』雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
「野性時代」誌に、短篇を載せていただくことになりました。
題名は『大罪を犯す』。秘めた過去を持つ罪人たちが、チェーンソーを持った謎の男に次々と殺されていく話です。嘘です。〈古典部〉シリーズです。
『心あたりのある者は』は二学期、『手作りチョコレート事件』は三学期の話でしたが、今回は一旦戻って、一学期の話です。
雑誌発売日は、3月12日。どうぞよろしくお願いいたします。
(07.03.04)
『手作りチョコレート事件』雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
「野性時代」誌に、短篇を載せていただくことになりました。
題名は『手作りチョコレート事件』。……〈小市民〉シリーズのような題ですが、〈古典部〉シリーズです。
掲載は2007年1月12日発売の2月号。2月号でチョコレートといえば、まあネタは割れているようなものです。こういうところでは捻りません。
今回は、短篇としては結構長いものになっています。よろしくお願いいたします。
(06.12.16)
『春期限定いちごタルト事件』漫画化されます
こんにちは。米澤です。
拙作『春期限定いちごタルト事件』が漫画化されることになりました。
掲載は「Gファンタジー」誌(スクウェア・エニックス社発行 毎月18日発売)。饅頭屋餡子さんに漫画をご担当していただきます。
こんな感じです。
12月18日発売の「Gファンタジー」1月号に、告知が載っています。
とりあえず、春ごろから不定期での掲載になります。具体的な掲載時期が確定しましたら、追ってお知らせいたします。
(06.12.16)
『Do you love me?』アンソロジーに収録されます
こんにちは。米澤です。
2004年に「ミステリーズ! extra」に載せていただいた短篇『Do you love me?』が、アンソロジーに収録されることになりました。
収録先のアンソロジーは、光文社さんが出している「名作で読む推理小説史」。「名作」に「史」となると、面映いというよりも荷が重い気がいたしますが、売り文句というのは大抵派手なものだからと思って気軽に収録を承諾しました。
ところでこのシリーズ、もう五冊出ています。店頭に足を運ぶ方ならご存知かと思いますが、
『剣が謎を斬る』(時代ミステリー)
『わが名はタフガイ』(ハードボイルドミステリー)
『恋は罪つくり』(恋愛ミステリー)
『ふるえて眠れない』(ホラーミステリー)
『ペン先の殺意』(文学ミステリー)
です。
失礼ながらこれまで拝読してなかったものですから、どんなものかと思い、さしあたって『恋は罪つくり』を手に取ったのですが……。
収録作家が、
・小酒井不木
・夢野久作
・小栗虫太郎
・笹沢佐保
・夏樹静子
・連城三紀彦
・篠田節子
・小池真理子
・藤田宣永
・唯川恵
・北川歩実
・恩田陸
・柴田よしき
編者、千街晶之。
そ、想像より、ずっと本格的なラインナップでした。思わず光文社に「やっぱり辞退します」と電話しそうになりました。
ちなみに拙作が収録されるのは、第六集『犯人は秘かに笑う』。テーマは、ユーモアミステリです。
発売は来年1月上旬です。よろしくお願いいたします。
(06.11.17)
雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
雑誌に載ることになりました。
「小説すばる」の11月号に、『ボトルネック』に関するインタビューを載せていただくことになりました。先日のサイン会の模様を写した写真も載るはずです。プ、プロカメラマンに撮っていただいたのは久しぶりです……(たぶん、去年の「このミス」以来です)。
発売日は10月17日です。
「活字倶楽部」の2006年秋号に、インタビューを載せていただくことになりました。第三特集という形で取り上げてくださるそうです。「かつくら」さんの特集ということは、イラスト投稿があるということ。私は絵が描けませんからね、とても楽しみです。
発売日は10月25日です。
まだ一ヶ月以上ある段階での告知はちょっと早いかなと思ったんですが……。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(06.09.25)
『ボトルネック』増刷決まりました
こんにちは。米澤です。
『ボトルネック』の三刷が決まりました。
実は今回は、対象読者というものをほとんど考えませんでした。何とか書きあがったとき、原稿を読み返しながらまず思ったのは、「誰がこれを読んでくれるんだろう」ということでした。ミステリであればミステリ読者が読んでくれる、というような、「読者層」というものを意識しなかったのです。
しかしながら、こうして三刷という成果を残すことが出来ました。サイン会も盛況のうちに終えることが出来ました。嬉しいという以前に、安堵の気持ちが大きいです。そして、受け入れてくださった読者の皆様に感謝しています。
今後しばらくは、読者の皆さんのご期待に沿うものを(そしてもちろん、予想を裏切るものを)お届けしたいと思っています。いずれは、今回のような書き方をすることもあるのでしょうけど……。
そのとき自分が何を書くのか、自分でもわかりません。
(06.09.20)
『心あたりのある者は』雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』と続けてまいりました〈古典部〉シリーズですが、今回、「野性時代」誌に短篇を載せていただくことになりました。
題名は『心あたりのある者は』。久しぶりの折木と千反田です。そして今回は、この二人を中心にミステリを書いています。
掲載は「野性時代 12月号」。発売は11月12日です。
なお、「野性時代」さんには、今後定期的に短篇を載せていただける見通しとなりました。なんとか〈古典部〉シリーズを続けることができ、私もとても嬉しいです。これからどんなミステリを仕掛けていこうか、いろいろ楽しみにしています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
(06.09.16)
『ボトルネック』増刷決まりました
こんにちは。米澤です。
『ボトルネック』の重版が決まりました。
今回は出版社がこれまでと違う、装丁の雰囲気が違う、作品の傾向も違うということで、読者の皆様にどう受け取られるか内心結構不安でおりました。この不安感は、『さよなら妖精』のときに感じたものと同じでした。
しかし、少なくとも数字としては、こうして実績を残すことが出来ました。心からお礼申し上げます。
この一冊が、買ってくださった方に何らかの印象を残すことを願っています。
(06.09.04)
『ボトルネック』サイン会があります
こんにちは。米澤です。
おそらく今日あたり、新作『ボトルネック』が出荷されます。店頭に並ぶのは明日以降になるでしょう。
ところで、直前になって、サイン会の話が具体化してきました。
今回はサイン会などのイベントを行う予定はなかったのですが、ありがたいことに書店さんサイドから「やってみませんか」と打診を受け、話が進んだ格好です。見本誌をお送りした直後のことでしたから、もしかして楽しんでいただけたのかなと思うと、発売に向けて少し気が楽になりました。
ところが、なにせ話が急でしたので、書店さん・出版者さん共にまだスケジュール調整が済んでいません。いま、会場を提供してくださる書店さんの名前を紹介しましても、現場で混乱をきたす恐れがあります。
ですが、サイン会が行われるであろうことはお知らせしておかないと、「それを知っていれば!」という奇特な読者に申し訳ないことになります。
ですので、サイン会があるということだけ、先行してお知らせいたします。
日にちはおそらく、9月半ばぐらいになると思います。場所は東京都内です。
どうぞよろしくお願いいたします。
ところで……。
手元に現物があるのですが。
これ、ブツとしてなかなか魅力的です。箔押し・天アンカット・しおり紐つき。少しあくが強いように思えた背表紙も、棚に入れると不思議といい感じです。
読者の皆さんに手に取っていただけることを、楽しみにしています。
(06.08.28)
(06.08.29追記)詳細情報もらいました。
イベントの頁にてご案内しております
『ボトルネック』詳細決まりました
こんにちは。米澤です。
新作『ボトルネック』の詳細が決まりましたのでお知らせします。
ボトルネック
著:米澤穂信
装画:フジモト・ヒデト
装幀:新潮社装幀室
出版社:新潮社
発売日:2006年8月31日
定価:税込1470円
四六判クレスト装
ISBN:4-10-301471-7
とのことです。
長編で、青春小説で、ミステリです。主人公は高校一年生の男子ですので、そこは〈古典部〉シリーズや〈小市民〉シリーズと同じなのですが……。
いろいろな意味でそれらとは違います。が、それらの路線の一次決算であることも確かだと思います。SFといいますかファンタジー的な設定も使っていますが、それがメインではありません。
ある意味、やりたいようにやった一冊、という気もしています。何かではあるんでしょうが、ジャンルを説明せよと言われると作者である私自身、首を傾げながら「なんだろ?」と言うしかありません。
あ、でも大丈夫。読み味は普通ですよ。
何がボトルネックなのでしょうか。
(06.07.20)
8月10日に書影を追加しました。
雑誌と新聞に載ります
こんにちは。米澤です。
久しぶりに、雑誌に登場することになりました。
「野性時代」(角川書店)の8月号に、新作『ボトルネック』に関するインタビューを載せていただきました。あ、あれ? 写真の顔がなぜか丸いですよ……。ってそれはもういいですね。
「野性時代」は毎月12日ごろ発売です。
「小説すばる」(集英社)の8月号に、エッセイ「病気天国」を書かせていただきました。去年、『夏期限定トロピカルパフェ事件』の取材の最中に「甘いものの食べすぎで」倒れた件について書いています。
「小説すばる」は毎月15日ごろ発売です。
「小説新潮」(新潮社)の8月号に、エッセイ「腹立ち日記」を書かせていただきました。最近あんまり怒ってないので、最近あんまり怒ってないなあ、と書いたら「黒いです」と言われてしまいました。えー。
「小説新潮」は毎月22日ごろ発売です。
「読売新聞 夕刊」(読売新聞)の2006年7月26日号に、エッセイ「マイ・ヒーロー&ヒロイン」を書かせていただきました。お勧め漫画の紹介ですね。新しい作品でいくか古い作品で行くか悩みました。
「読売新聞 夕刊」は休刊日を除いて毎日発売です。
拙い受け答えやエッセイですが、もし良かったら見てやって下さいませ。
(06.07.13)
掲示板を閉鎖します
こんにちは。米澤です。
掲示板から転載します。
ふむ……。そろそろ限界ですね。
こまめに消しているのでお気づきでない方も多いかと思いますが、このところ毎日、朝は大阪の業者が、夜は海外の業者がアダルトサイトの宣伝書き込みをしています。
無警告でアクセス禁止措置を取ってはいますが、商売でやっている向きには、もとより敵うはずもありません。私はサイト運営が仕事ではないのです。
中堅どころのプロバイダを使われると、巻き添えが申し訳なくて禁止措置を取れない、という事情もあります。
汎夢殿を始めたのは、実に九年前になります。
その当初から掲示板は存在し続け、インターネットに無数に存在するアマチュア作家の一人に過ぎなかった私に、励ましやお叱りを伝えてくれました。
一日10ヒットだったころの一件の書き込みがどれほど私のモチベーションを高めてくれたか、お伝えするのは困難です。
あちこちの掲示板がくだらない論争や荒らしで閉鎖されていく中、時には危うい時期もありましたが、この掲示板では基本的にずっと良識が保たれていました。
九年分の利用者の皆様のマナーに、深くお礼申し上げます。
今月15日に、掲示板を閉鎖します。
この件、告知します。
(06.06.06)
『さよなら妖精』詳細決まりました
こんにちは。米澤です。
拙作『さよなら妖精』の文庫化に関する詳細が決まりました。
さよなら妖精
著:米澤穂信
写真:Kazuya Yoshinaga
装丁:岩郷重力+WONDER WORKZ。
出版社:東京創元社
発売日:2006年6月10日
定価:税込780円
文庫判
ISBN:4-488-45103-9
とのことです。
東京創元社の叢書ミステリ・フロンティア第三回配本の単行本が文庫化されました。
本来、東京創元社からこのページ数の文庫が出るとなりますと価格は800円台になるところですが、関係者各位のご尽力により700円台に抑えることができました。多くの方に手に取っていただければと思います。
物語のあらすじは、
既刊情報をご覧ください。
さて、これだけというのも少々愛想がありませんので、ちょっと裏話なんぞをひとくさり。
創元推理文庫には、全て英題がついています。多分、創元推理文庫が翻訳専門だった頃に原題を載せていた名残なのでしょう。拙作『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』はほとんど直訳されていますが、今回の『さよなら妖精』の場合、ちょっと直訳ではまずい事情があるのです。
つまり……。
『さよなら妖精』→『bye-bye fairy』
→『バイバイ、フェアリィ』→それは何かの挑戦か?
ということです(註:しかし『バイバイ、エンジェル』の英題は『THE LAROUSSE MURDER CASE』だったりします)。
そんなわけで、電話を挟んで私と東京創元社編集氏とのやり取りが始まりました。
「英語圏で『fairy』だと、妖怪じみたイメージになりますしねえ」
「(別に翻訳されるわけじゃないんだから英語圏のイメージを気にする必要はないんじゃないかと思いつつ)そうですねえ」
「米澤さん、何か代わりになる単語を知りませんか」
「うーん、『pixy』はどうでしょうか」
「ますます妖怪っぽくないですか」
「いえ、冗談です。ユーゴでピクシーだと、どう考えてもストイコビッチです」
「そもそも、『fairy』という単語を使いたいですか」
「いえ。確か『fairy』には、男性同性愛者という意味もあったと思いますし」
「……それ、どんな辞書に載ってたんですか」
電話をしながら、手の届く範囲にある創元推理文庫日本人作家のものをかたっぱしから広げます。電話を中心に、同心円状に創元推理文庫の輪が広がっていきます。
「確か、『秋の花』がちょっと変わった英題のつけ方していたんですよね」
「『秋の花』? そうでしたっけ」
「待ってくださいよ……。あれ? 『AUTUMN FLOWER』。そのまんまですね」
「だったと思いますよ」
「あ、『六の宮の姫君』の方でした。まあ、『LADY ROKUNOMIYA』じゃあ台無しですからね。『A GATEWAY TO LIFE』だ。うーん、『THE GATEWAY OF LIFE』じゃないところが何とも言えず素敵ですねえ」
「はあ」
「『誰もがポオを愛していた』が『They all loved you,Mr. Poe』。これが好きなんですよ。……あははは」
「ど、どうしました」
「いえ、『囲碁殺人事件』が」
「ああ、それですか。もうそれしかないって感じですよね」
「『THE GO MURDER CASE』。GOって、どこに行くんだ。直訳でこんなに面白いのは他にないでしょう。……『プリズム』が『PRISM』、『ラストホープ』が『LAST HOPE』……。『湖底のまつり』は、フランス語ですかね。『繭の夏』も洒落てますね、『LET SLEEPING MURDER LIE』。あ、『乱れからくり』が『DANCING GIMMICKS』!」
「そうですが、それがどうかしましたか」
「この間の『剣と薔薇の夏』が『DANCING HISTORY』だったでしょう。もー、こんなところでオマージュ捧げて」
「いえ、それは違いますよ。元ネタは『会議は踊る』です」
「あ、そうでしたか……。『THE SEVENTH HOPE』でどうです」
「え? 何がですか」
「いえ、ですから、『さよなら妖精』の英題」
「はあ」
「…………」
「…………」
「…………」
「いいと思いますけど、こんなにあっさり決まるとこれまでの検討がなんだったんだって気になりますから、もうちょっと考えましょうか」
ためにする議論はんたーい。
どうぞよろしくお願いいたします。
(06.05.26)