『玉野五十鈴の誉れ』雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
「小説新潮」の別冊、「Story Seller」に、短編を載せていただくことになりました。
題名は『玉野五十鈴の誉れ』です。
『身内に不幸がありまして』、『北の館の罪人』、『山荘秘聞』に続く、〈バベルの会〉シリーズです。
今回は駿河灘を望む街が舞台です。以前の三作は主として被雇用者が主人公でしたが、今回は雇用者側の一人称で書いてみました。
〈バベルの会〉も、これで四作目です。
それにしても、今回の掲載誌「Story Seller」は、執筆陣が凄いことになっています。
少しは太刀打ちできる作品になっていると、いいのですが……。
発売日は4月10日です。
よろしくお願いいたします。
(08.03.28)
インタビューが載りました
こんにちは。米澤です。
「
小説トリッパー」の2008年春号で、インタビューにお答えしました。
まだ冬だった頃に収録がありましたが、スリーピースを着ていったところ、その日に限ってたいへんな陽気で困りました。
それにしても、話し下手がいっこうに改善されません。小説家なので、別に構わないと言えば構わないのですが……。
よろしければ、ご覧ください。
(08.03.28)
本格ミステリ大賞にノミネートされました
こんにちは。米澤です。
拙作『インシテミル』が、第八回本格ミステリ大賞小説部門にノミネートされました。
2月11日現在、詳細は
こちらに記載されています。
『インシテミル』の刊行以来、「あ、ミステリって面白い」という若年層の意見をいくつかいただきました。
新しい読者にミステリという素晴らしい娯楽を楽しんでいただけたこと、本当に嬉しかったです。これで『インシテミル』の役割は果たせたと、そう思っていたのですが。
今回、思いがけずノミネートとなりました。
支持してくださった読者の皆さまに、心からお礼申し上げます。
(08.02.11)
『犬はどこだ』詳細決まりました
こんにちは。米澤です。
拙作『犬はどこだ』の文庫化に関する詳細が決まりました。
犬はどこだ
著:米澤穂信
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
出版社:東京創元社
発売日:2008年2月29日
定価:税込777円
文庫版
ISBN:978-4-488-45104-2
とのことです。
書影が面白くて驚きました。
ずいぶんとアメリカンです。英題が表紙デザインに織り込まれるのは〈古典部〉シリーズの文庫と同じですが、そのあしらい方、邦題(もともと日本語の本でも「邦題」というんだろうか……)に微妙につけられた角度などが相俟って、ペーパーバックっぽい雰囲気になりました。気分はプライベート・アイ!
物語のあらすじは
既刊情報をご覧ください。
創元推理文庫につきものの英題ですが、今回は "THE CITADEL OF THE WEAK" としました。英題をつけるとき目の前にデズモント・バグリイ『高い砦(HIGH CITADEL)』があったので、なんとなく。この仕事、何が何に繋がるかわかりません。
この最初の定冠詞を "THE" にするか "A" にするかで激論があったのですが、それはまた別の物語。というかいま気づいたんですが、『高い砦』には定冠詞ついてませんね。この「定冠詞つけなくていい感覚」が、なかなか掴めません。
私は "CITADEL" を「ツィタデル」と発音していましたが、「シタデル」が近いようです。
「ツィタデル」はドイツ語っぽいですね。クルスク突出部を切り取りそうです。
(08.02.11)
『春期限定いちごタルト事件(前)』詳細決まりました
こんにちは。米澤です。
コミック版『春期限定いちごタルト事件(前)』の詳細が決まりましたのでお知らせします。
今回は前篇のお届けとなります。
春期限定いちごタルト事件(前)
著:饅頭屋餡子
原作:米澤穂信
装幀:よつばスタジオ
出版社:スクウェア・エニックス
発売日:2008年2月27日
定価:税込580円
B6版
ISBN:978-4-7575-2230-5
とのことです。
「羊の着ぐるみ」「For your eyes only」「おいしいココアの作り方」が収録されています。
今回のコミカライズ、私はいちおう監修という立場になりました。ですが漫画家の饅頭屋餡子さんの筆になる忠実な再現によって、私が口を出すようなことはほとんどありませんでした。
私がやったことといえば、あとがきに「タルトがぬすまれた歌」を付け加えたぐらいです。
後篇に向けて、ところどころに準備があります。
よろしくお願いいたします。
(08.01.20)
(08.01.22追記)
当初、版型をA5とお伝えしましたが、B6の間違いでした。確認不足ですみません。訂正します。
……A5で580円はありえないと気づかなかったとは、私の書店員勘も、いい加減錆びたようです……。
『山荘秘聞』雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
「小説新潮」誌に、短編を載せていただくことになりました。
題名は『山荘秘聞』です。
『身内に不幸がありまして』、『北の館の罪人』とは、ゆるやかなシリーズになっています。
シリーズということは、ゆくゆくは一冊の本になる可能性が
あるわけですが……。
そうなったとき、シリーズ作品であることは確かでも読み味が少し違う、いわば箸休めのような一篇は必要です。
今回の『山荘秘聞』は、それにあたります。
発売日は1月24日、2月号。
よろしくお願いいたします。
(08.01.20)
『北の館の罪人』雑誌に載ります
こんにちは。米澤です。
「小説新潮」誌に、短編を載せていただくことになりました。
題名は『北の館の罪人』です。
さる知人にこの題名を伝えたところ、ずいぶん驚かれました。どうしたのかと思ったら、真顔で、こう訊かれました。
「どうしたんだ。普通の題名じゃないか」
え……。そうですか?
内容に合わせて、少し気取った題名になっていると思いますが。
「いや、らしくないな、と」
言われてみれば、このところの短篇の題名は、
身内に不幸がありまして
失礼、お見苦しいところを
川越にやってください
……こんな感じでした。
なるほど。確かに、『北の館の罪人』は、少し趣が違います。
体言で終わっているのが大きいようですね。
登場人物は共通していませんが、いちおう、『身内に不幸がありまして』とはシリーズになっています。
正史っぽさは少し薄れましたが、その代わり……。なんでしょうね、この読み味。誰かの影響を感じるのですが、自分自身ではそれが誰なのかわかりません。
発売日は12月22日、1月号です。
よろしくお願いいたします。
(07.12.12)