たそがれます


 こんにちは。米澤です。

「さよなら妖精」、ようやく仕上がりました。ちなみにタイトルはこのままで通りそうです。
 別段問題はないでしょうから明かしてしまいますと、ここでお知らせしたのが「さよなら妖精」の原型です。あれから、きっかり一年。思い出すと少したそがれます。途中、角川書店様から東京S社様にお世話になるところが変わったり、それに伴って資料を当たり直したり全面改稿したり、ここで再度改稿したりということで、思ったより時間がかかってしまいました。いついつごろには出る予定、というのもずるずる延びて、新作を待っていると言って下さった方々にはお詫びをせねばなりませんね。
 しかも、まだ発売日までは決まっていなかったりします。年内、というのは間違いないようですが……。決まったら、「お知らせ」の方でご報告します。

 ただ、版形に関しては四六版上製で決まりのようです。いわゆる「ハードカバー」ですな。
 値段が上がるだけじゃん! と思われる向きもありましょうが、文庫本が「ほん」といった感じなら上製本は「書」といった感じで、どちらも味があるものです。中身がそれに見合うものになっているかは、これは読者の皆様の審判を待つより仕方がありません。

 まだ細々とした作業とあまり細かいわけでもない作業が残ってはいますが、「さよなら妖精」に関しては一応一区切り。

 さ、次弾装填です。


(03,06,27追記:「ハードカバー」ではなく「仮フランス装」とのことです。誤った情報を流したこと、お詫びします。
 で、「仮フランス装」ってなんやねん。

「ハードカバー」は「上製」又は「本製」と呼ばれます。(1)中身が糸でかがられ、(2)表紙の裏に、強度を上げるための紙が貼られていて、(3)表紙に芯紙があり表紙張りされていて、(4)どこをとっても中身より表紙の方が少し大きく、(5)以上四条件が全て満たされたもの、のことを指します。

「ソフトカバー」は「並製」や「仮製」と呼ばれ、表紙と中身を接着した状態で仕上げ断ちします。つまり「ハードカバー」の条件(4)が自動的に満たされなくなります。「ハード」「ソフト」というと表紙に芯紙があるかどうかが最大の条件のように勘違いしてしまいますが。

 で、「フランス装」ですが、見てくれは「ハードカバー」によく似ていますが、工程の一部が異なるため出来上がったものも細部が異なります。その「工程の違い」を書くと長くなる上にボロが出たり馬脚が現れたり底が知れたりしそうなので省略します。

 ネット検索は便利ですね

 それで、以上の情報が読者の皆様にどのように寄与するかといいますと。
 ……多分、「ハードカバー」より、ちょっとだけ、お安くご提供できるのではなかろうかと思われます)