2005年前半
夜を徹しました
単位が違います
見逃しました
増えているのかもしれません
譲りました
移転しました
失敬です
引っ越しました
引っ越します
別れの季節です
しませんでした
出かけてきました
日常生活です
明けました
近況報告TOPへ
 
夜を徹しました
 こんにちは。米澤です。

 同業者間の横のつながりというものはどこの業界にもあるもので、私も一応作家として本を出させて頂いている以上、面識のある作家の方はいろいろいらっしゃいます。
 物心ついた頃から尊敬申し上げている方をお見かけして緊張で固まったこともあれば、密かにライバル心を燃やす若手作家の飲み物にこっそり毒物を混ぜたこともあります。どちらかが嘘です。
 数多あるレーベルの中には、月に一度というハイペースで作家が集まり談笑したり飲み明かしたりするものもあると聞いています。

 これまでそうした集まりとは無縁だった私ですが、先日仕事上の打ち合わせの必要もありまして、集まりに参加することとなりました。
 打ち合わせに行ったはずだったのですが……。

 いつの間にか、「ゲーム小説はもう古い。これからはゲーマー小説だ。格闘ゲームは古橋さんや桜坂さんが手をつけておられるから、シューター小説を書く。理論値18万のステージで20万のスコアが表示されているシーンからミステリ的に話を膨らませ(中略)緋蜂を落とさなければ彼女の命が(以下省略)」だの、「このエレベーターの容積に対し、重量超過ブザーが鳴るのが早すぎる。これはエレベーターの屋根の上に死体があるからか、それともこの中の誰かがサイボーグだからだ」だのといった話になりまして、結局ろくに打ち合わせはできませんでした。

 帰って寝ようと思ったのですが、腕時計をつけない私はしばしば時間感覚を失います。気づいたらてっぺん(深夜零時)をまわっていまして、これでは既に帰るには遅すぎます。ましてや雨の中ならなおさらです。晴れていましたが。結局、夜を徹することとなりました。

 まあ、
 久しぶりにお会いした北乃坂柾雪さんが誰かの持ち込んだゴーントレットを装備していてそれがやたらと似合っていたり、
 恐るべき桜庭一樹さんと戦略レベルの話や戦術レベルの話を繰り広げながら世にも奇妙な味わいのハニートーストを頬張ったり、
 初対面となる十文字青さんの多様な語りを拝聴したり、
「(書籍に関わる、ある欠くべからざる大企業)は敵だ!」と怪気炎を上げていたら同業者にその企業にお勤めの方がいらっしゃることが判明して慌てて弁解したものの話がひとまわりして結論は「やっぱり敵だ!」となったり、
 なぜかいらっしゃったスタジオベントスタッフ(現在、「ロマンシング サ・ガ ミンストレルソング」攻略本のお仕事をされています)の方に、「どのキャラが好きですか」と訊かれて迷わず「アイシャです」と答え、しまったいらぬ誤解を招いたかと後悔したりしたのは、
 なかなか得がたい経験でした。一晩の眠りと引き換えにした価値はあったのではと思っています。

 実は当日、私は角川書店様でサイン本を作成した帰りでして、バッグには『クドリャフカの順番』が一冊だけ入っていました。持って帰るのも重たいので折角の機会ですからどなたかに読んで頂けたらと思っていましたが、その一冊がどうなったかはまた別の物語です。いつかまた別のときに話すことにいたしましょう。

(05.06.30)
 
単位が違います
 こんにちは。米澤です。

 先日、知人から電話がありまして。
 私は皆様ご存知の通り自由業者で、その知人は自営業者です。宮仕えでない気楽さからなのか、私もその知人も、非実用的な話題を好んで選びます。
 いつぞやはリッサ海戦について語った覚えがあります。この間は日本最大の怨霊こと崇徳院について。ランツクネヒトの話が弾んだこともありましたし、メタルマックスの新作に熱く期待を寄せたこともありました。まあ流石に、「米さん、革命的(中略)派の現在の最終目的って何?」と訊かれたときには、どうして私がそれを知っていると思うのか問い詰めたく思いましたが。
 先日の電話は、なぜか七福神についてでした。

「寿老人と福禄寿は中国人だよな」
「吉祥天と毘沙門天はインド人」
「布袋は?」
「……あーっと、禅僧。中国人か」
「それと、誰だっけ」
「大黒天。シヴァだからインド人だな」
「オオクニヌシとの同一神格説は?」
「後づけだろ」
「これで六人。中国人が三人とインド人が三人」
「最後は誰だ?」
「メジャーなのが最後まで出てこなかったな。恵比寿」
「恵比寿、は、どこの人だっけ」
「まて、調べる。……『蛭子』が最有力みたいだな」
「アマテラスの兄貴か。姉貴?」
「いや、流石に蛭子の性別までは……」
「どっちにしても、日本人か」
「多国籍コラボだな」

 上記の会話には重大な誤謬があります。


 今月末発売の『クドリャフカの順番』ですが、ありがたいことに今回もサイン本を置いていただけるようです。
 おそらく都内での店頭販売のみという形になると思いますが、詳しいことがわかり次第ご報告します。

(05.06.20)
 
見逃しました
 こんにちは。米澤です。

 去る六月一日、NHKの番組「課外授業 ようこそ先輩」に北村薫が出演するということでした。これは是非見たいものだと思ってはいたのですが、そのことを思い出したのは日付が一日から二日に変わる直前でした。しまったと思って新聞のテレビ欄を見直してみると、なぜか放映予定に入っていません。確かに一日放映だったと思ったのですが。
 よくよく見ると、どうやら相撲の二子山親方の死去に伴う特別番組でスケジュールが変更になったようでした。
 放映は一週間延びて、六月八日になっていました。
 そして、私がそのことを思い出したのは、日付が八日から九日に変わった後でした。

 私は本当に「課外授業 ようこそ先輩」を見たかったのでしょうか? 縁は異なものでしょうか? ちょっと前まで他人でしょうか?

 なにせ、テレビを見るという習慣がないもので……。
 いやはや。
 仮に再放送があったとしても、きっと見逃すんでしょう。


『クドリャフカの順番』の情報が角川書店様のサイトで出るのを待って、ここでも正式な発売日や値段、ISBN番号などをお知らせしようと思っていたのですが、それよりも先に『犬はどこだ』の情報が東京創元社様のサイトで出てしまいました。
 ちょっと順序がおかしくなりますが、ご紹介します。

東京創元社・近刊案内(発売となりましたのでリンク切れです)

 これまでの全作品で学生が主人公でしたが、この『犬はどこだ』の主人公は社会人です。依頼を受け、報酬を受け取って事件に挑みます。
 書影や値段などの情報は入り次第お知らせします。
 なお、発売日は七月の下旬になると思います。

(05.06.10)
 この記事を書いた後、「同業の大先輩である北村薫に敬称をつけないのは失礼である」という指摘をいただきました。ごもっともではあるのですが……。
 公人には敬称をつけないというのも慣習として存在します。なかなか難しい話なのですが、私は知り合いといっていいレベルの同業者には「さん」を、挨拶をさせていただいた程度の方には「氏」をつけています。そして、メディアを通じてしか知らない場合、またはご本人を存じていてもそのメディアについて主に言及している場合(つまり、「ある小説の作者」として名を挙げるような場合)は敬称を略しています。
 敬称を略する=公人として扱う、という敬意の表し方とご理解いただければと思います。
 
増えているのかもしれません
 こんにちは。米澤です。
 念願のアイスソードを手に入れました。

 狭い部屋に、虫が迷い込んできます。
 虫のサイズと発見時の心の余裕から、叩き潰すか窓を開けて逃がすかの対応が決まります。ですがその前に、落ち着いて相手を観察するようにしています。
 もし相手の脚が八本ありましたら、見逃しです。将来地獄に落ちた際に極楽から糸を垂らしてもらえるかもしれませんし、そうでなくても連中は虫を片づけてくれますから。

 しかし、殺さずに放っておいたら、やけに頻繁に蜘蛛を見るようになりました。米澤の部屋は蜘蛛を殺さないという情報でも流れたのでしょうか。たかが節足動物に横のネットワークがあるとも思えませんが。
 さすがに、食事中に大中小と三匹連続で横切られたのでは、私もいい気はしません。


 今月はあれこれと用がありまして、肝心の原稿の進みがあまりよくありませんでした。来月・再来月と連続で本を出させていただきますが、その後があまり空くようではよくありません。
 来月は、のうのうとしてはいられないでしょう。

(05.05.30)
 な、なにをするきさまらー
 
譲りました
 こんにちは。米澤です。

 風邪を引いて倒れていました。
 ままならない体を引きずって薬箱をあさり風邪薬を探しましたが、見つかりません。仕方がないので代わりに抗ヒスタミン剤をのみました。
 効あって、もう直りました。
 これなら、小麦粉か何かでも効いたかもしれません。

 本棚を買いに出かけたところ、かなり良いものが安価で見つかりました。どうやら現品限りのようです。
 買おうと思い店員を呼んだところ、後ろで「あら」といった声が。
 振り返ると、今年進学したのでしょうか。ちょっと格好のいいお兄さんと、ちょっとけばけばしい女性が立っていました。一人暮らしを始める息子さんに家具を買ってやるお母上、といったところでしょう。
 あら、先に取られちゃったわね、と息子さん(推定)に話すお母上(推定)。私はにこやかに言いました。
「これをお求めになるおつもりでしたか」
「ええ、はい」
 息子さん(推定)に向かって訊きます。
「ご進学ですか」
 返ってきたのは何とも表記しづらい言葉になっていないうめきのようなものでしたが、小さく頷いたのできっと肯定したかったのでしょう。お母上(推定)の方がそうなんですのよ、○○大学に、と言ったようですが、すいません、そこは聞いていませんでした。
 さて、私が目をつけた本棚はそこそこサイズのあるものでした。
 これを欲しいというのなら、息子さん(推定)はきっと本を沢山持っているか、これから持つのでしょう。沢山本を読む大学一年生、というのは素晴らしい存在です。一方私の方は、今回を逃しても次があります。
「では、お譲りします。……どうぞ、良い勉強をなさって下さい」
 そう言い残し、やってきた店員にこれはこちらの方にと伝えると、私は踵を返しました。
 いやあ潔いですね。
 私、ちょっとかっこよくなかったですか?
 クゥルですか?

 まあ、そろそろ自意識過剰も控えるべき年頃です。


『氷菓』『愚者のエンドロール』の新しい装丁を見てきました。
 見ただけなので皆様にご披露することはできませんが、写真を使ったなかなか渋い感じのものでした。皆様にも見て頂ける日が楽しみです。
『クドリャフカの順番』につきまして、一部通販サイトで「五月下旬発売」との報が流れているようですが、残念なことにそうはなりませんでした。正式な発売時期は角川書店様からアナウンスがあるとのことです。
 ちなみに正しいフルタイトルは『クドリャフカの順番 『十文字』事件』となります。
 競輪の十文字選手は銅メダリストでしたっけ?

 では。

(05.05.10)
 
移転しました
 こんにちは。米澤です。

 汎夢殿は移転しました。
 独自ドメインというやつです。
 別に独自ドメインが欲しかったわけではなく、今後プロバイダを変更する可能性があり、そのたびに移転していては面倒だという判断に基づいてのことです。
 設定に手こずるかと思いきや、そうでもなかったですね。CGIも全て順調に稼動中です。

 折角なので、このダイアルアップ完全対応型のサイトデザインにも手を加えようかと思いましたが、まあそれはいずれまた、気が向いた時にでも。
 いつ気が向くのかわかりませんし、気が向いたところで私にクゥルなデザインが出来るかどうかは甚だ怪しいものですが。

 汎夢殿も三代目です。今後ともよろしくお願いいたします。

 では。

(05.04.30)
 クゥルなデザインは他人様のものをお借りして何とかしましたが、気が向いたのは年末でした。
 いえ、気にはかけていたんですよ、ずっと……。
 
失敬です
 こんにちは。米澤です。

 ある朝目覚めて、ふと思いました。
「もう何年この部屋にいるのかなあ……」
 直後に、まだ十日経ってないことに気づきました。
 馴染むのは早い方だと思っていましたが、我ながら驚速です。

 さて、本は到底一人で出せるものではありませんで、商業作品となればなおさらです。私は過去四冊の本を出させて頂きましたが、そのどれもが多くの方のお力添えの下に出来上がったものです。
 ですが、人間と人間がそれぞれ目的を持って行動していれば、たとえその目的が同一のものであったとしても摩擦は避け得ないものです。時には相手の言葉にむっとくることもあるでしょうし、許しがたい暴言と思うこともあるでしょう。
 今日はそんな例を挙げてみます。愚痴と思って読み流して下さい。

 六月発売予定の古典部シリーズ三作目、『四人四色学園祭』改め『クドリャフカの順番』の著者校正を届けに角川書店に伺った時のことです。
 時間的には余裕を頂いていましたが、なにせ引越でどたばたしていた時期に重なってしまいまして、結果としてほとんど徹夜という状態でお届けに上がることになりました。あちこちに赤ペンが入った原稿を担当編集氏にお渡しし、その場でのチェックをお願いします。
 担当編集氏がチェックを進めている間に、私はふと一つ、確認しなければいけないことがあったのを思い出しました。拙作『春期限定いちごタルト事件』を用意し、『クドリャフカの順番』の原稿と照らし合わせさせてもらうよう、頼みました。
「『春期限定いちごタルト事件』が、どうかしたんですか?」
「いえ、ちょっとうっかりして、同じ描写を使ってしまったような気がするんです」
 照合してみると果たせるかな、「小佐内ゆき」と「伊原麻耶花」の描写で、同じ語句が使われています。これは迂闊、ということでその場で赤ペンを取り出し、修正を施しました。
 ちなみに、問題の表現は『春期限定いちごタルト事件』でいうとこうなります。

バスには、小学生の料金で乗れる。

 伊原麻耶花にも、この表現を使ってしまったのです。
 それを見ていた編集氏、何と言ったと思いますか?
 確かに同じ言葉を使ってしまったのは私のミスで責められても仕方ありませんが、角川書店の編集氏はこともあろうにこう言ったのです。

(無用のトラブルを避けるため、反転してあります)
「つまり米澤さんは、バスに子供料金で乗れるような子が好みなんですね」

 私は徹夜明けで少し朦朧としていましたので、にこやかに「ええ、そうですね」と答えてしまいました。
 言葉の意味が浸透するまで数秒。
 その後の私の憤激はお察し下さい。

 だいたい失敬ですよ、私はそもそも(以下省略)

 では。

(05.04.20)
 
引っ越しました
 こんにちは。米澤です。

 引っ越しました。

 午前五時半起床、六時半にバスに乗り、東京着が十一時半。不動産契約が完了したのが一時で、新居に入るや否や運送会社が到着、どさどさと積まれた荷物をとりあえず運び込んで三時、こちらで使うことにしていた銀行に口座を作りに出かけ、そのまま家電製品を見つくろい一通り買い物して七時半、そこで電話がかかってきて急遽角川書店に直行して八時半、昼食も採れなかった身にはありがたいことに夕食をご馳走していただき今後の作業に必要なものを受け取って帰途に着いたら乗った列車が終電でした。なかなかタフな一日でした。

 人ごみの中、おそらく年齢が二桁までいっていないだろうランドセルしょった子供が、にこにこにこにこと大変楽しそうに文庫本を読みながら歩いていました。どう考えてもまだ学校が終わっていないはずですがまあそんなことはどうでもいいのです。いまどきの小学生はなにを読みながら歩くのかの方が興味があります。すれ違いざま、その子の手元を覗き込みました。
『掌の中の小鳥』(加納朋子・創元推理文庫)でした。
 都会のわらべっこは読むものからして違うべなぁ……。

 実家から荷物が届きました。
 引っ越しはなにかと物入りです。実家で余っているものを分けてもらえるなら、実にありがたいことです。
 届いた段ボール箱には、マジックで「エルキュール・ポワロ最後の事件」と大書されていました。
 中身はカーテンでした。
 ありがたく頂戴します。

 角川書店に行った際、引っ越しのどさくさまぎれに進めていた短篇の話をしました(これは半ば趣味で書いているものですので、活字化の予定はありません)。
「いやあ、これ、書きあがったら多分日本初の試みになりますよ」
「へえ、どんな作品ですか」
「農業ライトノベルミステリです」
「は?」
「いえ、ですから、農業ライトノベルミステリです」
「すいません、もう一度」
「農業です」
 人は土から生まれ土に育てられ土に還るのですよ?
 ちなみにまだ書きあがっていません。

『四人四色学園祭(仮)』の正式タイトルをそろそろ決めなくてはなりません。
 昨年から、おそらくこれになるだろうという候補は挙がっていたのですが。
 多分、発売時の題名は『クドリャフカの順番』になります。
 では。

(05.04.10)
 
引っ越します
 こんにちは。米澤です。

 引っ越します。
 どこに引っ越そうか悩んだ挙句、田舎にいようが都会にいようがやるこたぁ一緒だという現実、どこも大差ない家賃と昨年の旅費交通費などに鑑み、首都圏に引っ越すことに決めました。

 この件につき、角川書店様の編集氏に相談しました。
「こちらに来られるのでしたら、中央線沿いはお薦めしません」
 ほほう。それは何故でしょう?
「人気のある場所ですので、家賃が割高になります。埼京線沿いでしたら同じような条件の物件でも安くなりますし、他にも北千住辺りは穴場です」
 さすが東京在住の編集者。ためになります。

 この件につき、東京創元社様の編集氏に相談しました。
「こちらに来られるのでしたら、鉄筋建築をお薦めします」
 ほほう。それは何故でしょう?
「本の重みで、床がたわみます。二階以上だと、抜ける可能性もあります。以前木造の建物に住んでいたときは、恐ろしくて家主を入れられませんでした」
 さ、さすが東京在住の編集者。ためになります……。

 引越の都合上、30日になるや否や一旦電話が不通になることになっています。
 更新のために許された時間はあと四分。
 ま、間に合いません!
 さようなら、みなさん、さようなら! さような……

 
(05.03.30)
 ところが30日になって一時間経っても、二時間経っても電話は切れなかったんですよね、これが。どんなシステムなのか知りませんが。
 
別れの季節です
 こんにちは。米澤です。

 昨日、興味深いオフ会がありました。が、どうしても日程の都合がつかず、折角のお誘いもお断りすることになりました。
 また、四月の初めにも行ってみたいオフ会があったのですが、うっかりしていたら参加受付が終わっていました。
 これに懲りず、またお誘い頂けると嬉しく思います。

 オフ会からネット関係に連想が流れます。「ライトノベル・ファンパーティー」なる企画が進んでいるようです。不特定多数の方から感想を募集し、お薦め本を披露しあう企画のようです。
 私にもお誘いの声がかかりましたので、好きだったライトノベルを三冊挙げ、それぞれの面白味のポイントを私なりに整理した文を書きました。さて送信しようと思って主催者からのメールを再チェックして驚きました。私に頂いたお話は、近況報告か何かを書いてくれないかということであって、お薦め本を挙げてくれということではなかったのです。
 書いた推薦文は全て消去となりました。
 条件はよく確認してから行動に移りましょう。

 三月は別れの季節です。
 身辺慌しくなりました。どうやら引っ越さなければならないようです。
 さぁて、どこに行きましょうか……。

 ここで、拙作『氷菓』と『愚者のエンドロール』のリニューアル再出荷について触れましたが、書き忘れたことがありました。
 この二冊はもともと「角川スニーカー文庫」の「ミステリ倶楽部」から出させて頂いたものですが、今回のリニューアルで「角川文庫」に入ることになりました。
 ……と言いましても、カバーが変わるだけの話ですが。あ、書店でお探し頂く場合の棚は大きく変わりますね。叢書は変わってもISBN番号などには変更はないと思います。

 まとまりのない近況報告ですが。
 では。

(05.03.20)
 
しませんでした
 こんにちは。米澤です。

 ひたすら図書館に通いつめる日々でした。つまり、山篭り中です。
 今日が更新日ということはもう二十日ですか。ええと、残ページとプロットの進捗状況を照らし合わせて……。
 ……どうも、普通に近況報告をしようとすると弱音になってしまいますね。書きあがる直前は毎度弱気全開なので、まあこんなもんでしょう。
 しかし、弱音を並べ立てて更新とするのもいかがなものかと思いますので、この十日間にしたことではなく、しなかったことについて書いてみることにします。

 先日、『模像殺人事件』という本が出ました。著者は佐々木俊介。姉ミステリなら佐々木俊介『繭の夏』、妹ミステリなら樋口有介『夏の口紅』と言われているあの佐々木俊介氏の新刊ですので、読みたいとは思っておりました(「と言われている」って、そんなこと言ったのだあれ? それは私、と私が言った。ちなみに「夏の口紅」は少々広義に考えないとミステリとは呼ばれないだろう作品ですので念のため)。ですが、買うことも出来ないままでおりました。
 ある日、いつものように図書館に行った私は、空席を求めて小説の棚のそばまでやって来ました。そこでふと見ると、『模像殺人事件』があるじゃないですか。これはありがたい、いまは集中的に書いていて読む方にはなかなか手がまわらないとはいえ、全く読めないものでもないだろう。ちょっと一息入れる意味でも、今日は帰りにこれを借りていって、今夜と明日の朝で読んで明日の出足を遅らせることにしよう、と決めました。
 さて、閉館時間。いざ借りよう、と思ったところ。話の枕に「しなかったことについて書く」と書いた以上ご想像頂けているかと思いますが、『模像殺人事件』は数時間前まであった場所から消えていました。まさか、とコンピュータ検索にかけると、見事貸出中。
 ここで、ええいちくしょう、せっかくの計画が水の泡だ! と悔しがるようではまだまだずぶの素人です。玄人たるもの、バックアップを用意するのは当然です。不慮の事態により借りられなかった場合のことを考えて、私は他の本に当たりをつけていたのです。北森鴻『瑠璃の契り』。「旗師・冬狐堂」シリーズの新刊です。『模像殺人事件』を視認したのち、これも捜しておいたのです。原稿が書きあがったらお祝いに買って読もうと思っていた作品ですが、事がこうなった以上借りて読むのも宿命でしょう。そして「き」の棚へ。
 まあ、「しなかったことについて書く」わけですから、当然それも借りられていたんですが。
 ですが、慎重の上には慎重を重ね、石橋を叩いて渡るのが図書館の作法。先に借りられたからといって泣き寝入りするような腑抜けた利用者などいようはずもありません。私は第三の候補を用意していました。なんとなく手が出なかったんですが、これは読めという勢至菩薩のお導きだと「お」の棚に向かいます。恩田陸『夜のピクニック』が目的です。

 数時間前まであったはずの三冊の本が、同日に借りられてしまう可能性というのはいかほどのものでしょうか。
 意気を挫かれた私は悄然として図書館を後にしました。
 こんな夜は旨いものでも食べてツキのなさを忘れるに限ります。夜遅くまでやっていて、なかなかいい味の皿うどんを出す店に心当たりがありましたので、足をそちらに向けました。

 定休日でした。



 さて、拙作『氷菓』『愚者のエンドロール』は、出版元のレーベル角川スニーカー文庫ミステリ倶楽部の休眠に伴い、店頭では手に取って頂きにくい状況が続いていました。
 ですが、夏以降、その状況が改善される見込みがあります。いわゆる再出荷というやつです。
 その際、装丁が変更になる可能性があります。上杉久代氏、高野音彦氏の装画ではなくなるかもしれませんので、早めにご報告いたします。

 では。

(05.02.20)
 
出かけてきました
 こんにちは。米澤です。

 毎年恒例の、角川書店様の新春謝恩会に呼ばれて参りました。場所は赤坂プリンスホテル。叢林の奥で木地師の墓の後ろに隠れんぼしていた野育ちの私には、タージマハルと同じぐらい名前しか知らない場所です。

 ですが、折角の謝恩会なのに、涙で何も見えませんでした。コンタクトレンズがその日に限って目につらく、明るいところではとても顔を上げていられなかったのです。そのため会場でなにが起きたのかはよく見ていませんでしたが、壇上には角川暦彦会長、井上伸一郎氏、ケロロ軍曹など角川を代表する人々が登っていたように思います。
 涙目で周囲を見まわしますが、放っておくとどこまでも会場の隅の方へに移動し続ける某氏と煙草がないと人の多い場所にはいられないような雰囲気の某氏の姿が見えなかったのは、少し残念でした。

 二次会は打って変わって薄暗い洋館風の別館に移りまして、ここでようやく目が休まりました。とはいえ、なぜか私が通されたのは、スニーカーの面々から遠く離れた四人がけのソファー。随分盛り上がっていたテーブルもあったようですが、私はブルーチーズ風のはんぺんをかじったりはんぺん風のブルーチーズをつまんだりしながら、ごくおとなしく旅順戦の戦略的位置づけについて話したり蝿の卵の管理法を聞いたりしておりました。

 その後、新潮社様と幻冬社様が主催する日本ホラーサスペンス大賞の授賞式に出席されていたはずの某先生が合流され、私もそのテーブルに呼ばれました。いろいろ楽しいお話を伺っているうちに時間が過ぎましたが、そのテーブルに同席していた某氏が使ったあるミステリ用語の意味がぴんと来ませんで、そこから敷衍して話が進み、結局二次会終了後、ホテルのその方の部屋で三次会と相成りました。

 ビールをご馳走になりながらあれやこれやとお話ししているうちに、時刻は実に三時をまわりました。長っ尻もここまでいけば大したものです。泊まっていってはどうかという親切なお申し出をお断りし、なんとか自分の宿に帰り着きました。結局就寝は四時過ぎだったのではと記憶しています。その節はどうもご迷惑をおかけしました。まあ、ここはご覧になっていないでしょうけれど。


 翌日、身支度しているうちに十時のチェックアウトは刻一刻と迫り、最後にはフロントに駆け込む羽目となりました。なんとか無事手続きを済ませると、二日目午前の目的地は国立国会図書館です。赤坂からはすぐ近くでしたが、それにしても国会議事堂の警備のなんとすごいこと。なにせ、警備に立つ警官の楯がジュラルミンです。私の住む県の機動隊だってプラスティックの楯を装備しているというのに、いやさすが警視庁は年季が違いますね。

 国会図書館では二つ調べものがありまして、片方はさほど煩雑なこともなく調べられたのですがもう一方がいけません。見たかったのは去年出た雑誌なのですが、その雑誌、国会図書館に収められていませんでした。案内係の二人(新人と教育係と見ました)に尋ねると猛然と都内の全図書館の蔵書を調べてくれはしましたが、あいにく私は東京都在住ではありません。八王子にありますよ、と言われましてもそこまで行っている時間はなく、雑誌は残念ながら断念となりました。
 ……まあ、その雑誌、某社から出ているものなので、直接頼んで見せてもらえばいい話ですし……。

 達成率50%で国会図書館を後にして、次の目的地に向かいます。新宿で人に会う約束でした。そのための下準備はいろいろしてはいたんですが、まあ突発的な事情というのはいつでも起こりうるもので、結局先様に会うことは出来ませんでした。では仕方がない、アポなしになりますが他の方のスケジュールに空きがないか訊くだけ訊いてみようとしたのですが、なんとも迂闊な話で相手の電話番号が携帯電話に登録されておりませんで。こうなりますともはや出来ることはなにもなく、またもたもたしたためになにをするにも中途半端な時間だけが残り、二日目の宿はチェックインが十六時からという凄まじいところなので宿で休むこともならず、新宿紀伊国屋本店の一階でぼーっと「バイオハザード2 アポカリプス」のDVDが上映されているのを眺めて時間を過ごしました。

 夕方からは東京創元社様の編集氏と打ち合わせでした。長篇と中篇と短篇のことについていろいろと話し、またよい本をご紹介いただいたりしているうちに夜となり、では食事でもということに相成りました。折角ですから寿司でも、ということで寿司屋に連れて行っていただいたのはありがたかったのですが、気に入って二度頼んだネタが私は山芋編集氏はオクラというのは、築地市場に申し訳ないような気がしたものでした。
 そこで出たお話でここに書くべきことといいますと、『春期限定いちごタルト事件』の続編をどう出していくかという算段をしたということとと、現在進めている長編『犬はどこだ(仮)』完成の暁にある恐ろしいことが起きるかもしれないということぐらいです。


 三日目は新幹線に乗って帰るだけの予定でしたが、運のいいことに東京に来てから、この日に打ち合わせが出来そうだということになりました。約束は午後からですので、午前中は暇です。これも運のいいことにちょうど伊勢丹で「サロン・ド・ショコラ」なるイベントが開かれていましたので、そこでチョコレートでも楽しもうと思いつきました。
 失礼、訂正します。「サロン・ド・ショコラ」なるイベントが開かれていましたので、そこで後学のためチョコレートについて取材していくことを決意しました。

 さて会場ではロッテがでかでかと看板を掲げ、「あなたはチョコレートのことを知らない」と題してチョコレートの製造工程をパネル展示していましたが、あいにく私の本棚には森永乳業から出たチョコレートの本が並んでおりまして、一通りの製造工程ぐらいでは「わたしはチョコレートのことを知らなかった」と言ってあげられません。各国のショコラティエ自慢のチョコレートを五粒五百円ほどで試食できるブースがありましたので、そこで味を見させてもらいました。
 いやあ。実に、なんとも。
 ペッパーを効かせたものやオレンジピールを混ぜたものなどがありましたが、結局アンケート用紙に記入したのは普通のビターチョコレート(を美味しくしたもの)だったのは、私が別に通ではないからでしょう。
 ちなみに「生チョコレート」(チョコレートに加える油脂分を通常より多くしたもののことです)に使う油の種類を教えてと黒エプロンのお姉さんに尋ねたところ、奥から貫禄十分の女性が現れて、企業秘密ですとシャットアウトされました。
 ちくしょう、どうせガマの油でも使ってやがるんだろう。

 午後になって打ち合わせ。ありがたいことにご馳走していただけるとのことでしたので、ボルシチを頼みました。
 あれこれと興味深いお話を伺い、またこちらも現状を説明申し上げているうちにボルシチは平らげてしまいました。先様のオムライスもなくなりましたので、飲み物でも頼んでもう少しお話を、とメニューを持ってきてもらいます。
 折角なのでロシア尽くしと洒落込もうとロシアンティーをお願いし、仕事に直接関係のある話やどう転んでも仕事には関係のない話、私の名推理とその鮮やかな敗北などということをやっているうちにロシアンティーもなくなりました。お話を続けるということになりますとロシア尽くしの関係上ロシアン・ルーレットをということになりそうだったので、その打ち合わせはこれにて終了となりました。

 新幹線まではまだ間がありますので、セガサターンのシューティングゲーム「メタルブラック」でも探そうかと秋葉原に足を向けました。発見はさほど難しくなかったのですが、値段が高い。タイトーが出したサターンの横モノは「ダライアス外伝」が最上というのが衆目の一致するところでしょうが、それより面白みは劣るとはっきり言われている「メタルブラック」をプレミア価格で買うのが有意義な買い物かどうか。いやしかしやってみないことにはわからない、などと悩んでいるうちに、新宿にとんでもない忘れ物をしてきたことに気がつきました。

 取って返して忘れ物を回収し、時分時だったのでラーメンの一杯もすすれば、もうどこに行くにも時間はありませんでした。
 今年こそしっかりせなあかん。しっかり……
 中途半端な時間を東京駅で過ごし、やっと来た新幹線に乗り込んで帰途につきました。


 ちなみにその新幹線、浜松を出たところで緊急停止しました。運転中、ドアが突然開いたそうです。
 きっと誰かのアリバイ工作でしょう。


 そんなところです。
 この上京中に、いま書いている原稿の締切を延ばしてもらいました。
 つまり、いまは頂戴した時間を一分一秒大切にして原稿を書くべき時なのです。
 だっつーのにどうして一時間もかけてこんな長文を書いてるかな私は。
 いや実に、L・O・V・Eはミステリーです。

(05.02.10)
 
日常生活です
 こんにちは。米澤です。

 私にも生活というものがありまして、不断に生活をしております。
 生活をしている以上、テレビを見たり、病院にかかったり、税金を払ったりするわけです。
 きょうはそんな生活感溢れる日常生活を切り取ってみます。

 昼過ぎに珍しくテレビをちょっとだけ見たところ、所謂「現代国語」の問題が出題されていました。教師という目上の人間に対し、生徒が「先生やるじゃん。見直したよ」と言ったという設定です。これを、正しい敬語に直しなさい、というのが問題の趣旨でした。
 たまたま一緒にいた知人が訊いてきました。
「米さんなら、どう答える?」
 私は、「正しい日本語」の伝道者を買って出るつもりはありませんし、そのための能力も充分とは言えないでしょう。ですが、日本語を使ってお代を頂戴している以上、そう間抜けな答えをするわけにはいきません。真剣に考えた結果、私は慎重にこう言いました。
「……先生のご活躍を拝聴し蒙が啓かれました、かな」
 内心、謬見が改まりました、の方がいいかな、と悩みながらの回答でした。
 正解は「おみそれしました」だそうです。
 まあ、どうでもいいです。

 目が痛くなりました。左目の奥が痛むのです。
 随分以前のことですが、網膜剥離の警告を受けたことがありましたので、ふと不安になって眼科を受診しました。さまざまな検査の中には、「レンズを覗き、視界に白点が見え次第ボタンを押す」というものもありました。
 白点発見。ボタンを押します。発見。押します。発見。押します。発見。押します。
 三分ほどで検査が終了すると、検査に立ち会って下さった方(看護士なのか医師なのかちょっとわからないんですが)が感嘆の声を上げました。
「速いねー。普通こんなに速く終わんないんだけどねー」
 まあ、最近は現役から遠ざかっているとはいえ、これでもシューター(以下省略)
 さて、下らないことで褒められて舞い上がった後で、私は薄暗い部屋に通されました。この暗さは、検査のため薬で瞳孔を散大させているので眩しくないようにとの配慮でしょう。しかし暗すぎて、医師の顔さえよく見えません。
 ぼんやりと見える医師は、こう私に告げました。
「この薬を十五本出します」
 目薬のようです。医師は淡々と続けます。
「……この薬は、瞳に一滴だけ垂らして下さい……」
「……一度開封したら、残りは必ずその場で廃棄して下さい……」
「……必ず一ヶ月以内に使い切って下さい……」
「……痛みを感じたときだけ使って下さい……」
「……他人に絶対に譲渡しないで下さい……」
「……使用してから三十分は就寝しないで下さい……」
「……太陽の光に当てないで下さい……」
 なんという厳格な用法でしょうか。
 私は怯え、恐る恐る尋ねました。
「あの。深夜零時以降に使っても大丈夫ですか?」
 はっきりしない視界の中、医師は微かに笑ったように見えました。
「もちろん、いけません。……それから、水をかけても、いけません」
 迂闊なことをして凶暴化した目薬が増殖しないよう、心する必要がありそうです。

 税金を払うため、決算書を作りました。
 今年は「機械設備」の項目に記入するものがあります。Windows95でしか作動しないレーザープリンタと替えるために購入したインクジェットプリンタです。その印刷速度たるやこれまでのレーザープリンタなど比較にならぬ高速で、私は感動のあまり随喜の涙を流しました。価格も手ごろで、大変に良い買い物だったと満足しています。
 自慢のインクジェットプリンタの代金を「機械設備」の項に書き入れます。しかしそのことで、貸借対照表の作成にちょっとした手間がかかることになりました。
 それを見た税理士(依頼する金も必要もありません。税務署の手配で、青色申告一年生には指導がつくのです)は、眉をひそめ、「機械設備」とはなにかと訊いてきました。よくぞ訊いてくれたとばかりに得意満面で答えます。
「インクジェットプリンタです!」
「あ、そ。じゃ、消耗品に入れとくね」
 え……。
 ……消耗品?


 そんなところです。
 ではまた、近いうちに


 おっと、忘れるところでした。
 先日、汎夢殿は十万ヒットを達成しました。都合六年ほどかかりましたか。
 いつもご訪問ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

(05.01.20)
 
明けました
 こんにちは。米澤です。

 年末の山篭りから戻って来ました。山篭り中、作業速度は大幅に向上しましたが、年末年始の雑務に追われ集中し切れなかったというのが実感です。もっと篭っていられればよかったのですが。

 さて、年頭ということですし、今年の予定を書いてみようと思います。
 現在のところ、出して頂けるかもしれない本の数は四冊ということになっています。読者の皆様のご支援のおかげで、こうして先の予定が立てられます。本当にありがたいことです。
 しかし、その全てが今年中に出るわけではありません。私の原稿の品質次第では話が流れることも充分考えられますし、全てある程度の質のものをご用意できたとしても年四冊といえば季刊ペースです。PC上でテキストデータを作れば即活字になるならともかく、実際には他の作業もいろいろ入りますので、四冊目が来年頭にはみ出すかな、ぐらいに考えております。
 その四冊のうち二冊は、ある程度の概要をお伝えすることが出来ます。

 なお、仮に『春期限定いちごタルト事件』がシリーズ化ということになりますと、もう一冊が予定に加わります。『春期限定いちごタルト事件』は続編を前提として書かれたものではなく、あれ単体で終わるはずでした。ですが幸い、機会が頂けるかもしれない状況になってきています。そうなりましたら、書いてみたい話もあります。
 仮題は、もちろん夏期限定……
 ……予定はあるのですが、夏に美味しいスイーツのお勧めがありましたらこっそり教えて頂けると参考になるかと思います。果物の名前が頭につけばなおOKです。

 というわけで、現在の予定は以下のようになっております。多分に自分を鼓舞するための表ですが、載せておきます。

題名 出版社 刊行時期 版形 形式 シリーズ
四人四色学園祭(仮) 角川書店 晩冬〜春先 単行本? 長編 古典部
犬はどこだ(仮) 東京創元社 梅雨時〜夏? 単行本? 長編 未定
? ? 秋、おそらく冬 ? 長編 ノンシリーズ
? ? 今年出るとしたら12月 ? 長編 ノンシリーズ
夏期限定(仮) 東京創元社? ? 文庫? 連作短編? 小市民

 最後の『夏期限定(仮)』の出版社に?がついているのは、「書くかどうかも決まっていないのに東京創元社様が出版を確約したわけではない」という程度の?です。他社様と交渉しているとかそういうことでは全然ありませんので念のため。

 さて、では。
 今年もよろしくお願いします。

(05.01.10)
 あはははは……。こういう表は残しておくもんじゃないですね。本当に事がこう進んだのなら、どれほど良かったことか!
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